省電力機能に注目

http://www.4gamer.net/games/047/G004749/20080609030/
皆様お仕事お疲れさまです。

本日はコンシューマーのお話です。

今行われてる台北のショーで出たMSI製マザーボードですが、この新しいDrMOSという技術でCPU周りの電源を省電力化するとのこと。
DrMOSというのはPWM(方形波パルス)を作りだすドライバと実際生み出すMOSFETを一つのICに実装して省電力化をしようとしたもの。簡単に言ってしまうと電源周りの効率を上げて無駄な消費電力さげましょう!熱出さないようにしましょうと言った感じかな。
今回のポイントはIntel系だけでなくAMD系にもこの技術を投入しようといったもの。
AMDチップセット790GはチップセットにグラフィックHD3300相当を搭載した統合チップセット。ただそれだけでなく、必要ならPCI-E×8×2でCross Fireができるし、チップセット内のグラフィックとHibridCrossFireもできます。動作モードも必要ないときは内蔵⇒外付け⇒両方といった段階的な動作ができて使わないときは無駄な電力を消費しないような仕組みなんですよ。
なので、今回のDrMOSはとてもいいですね。

DrMOS搭載の9600GTS

この省電力機能を盛り込んだグラフィックスを出すようです。
9600GTSといえば、中堅マシンの定番。つまりこれはハイエンドではなく、そこそこ3D動かしたい人向け(といってもたいていは標準モードXGAクラスで問題ない。)
そんなマーケット商品だから省電力が生きてくるという読みはなかなかですね。

そして目玉は

ターボボタン。
これを押すことにより動作中にOC(オーバークロック)できるそうです。
これなら少々高くなっても買ってもいいかなとか思いますね。
だけど、1、2年もするとアーキテクチャが古くなって使い物にならなくなる世界ですから、これで普通の9600GTSより高いとなると、厳しいものがあるかもしれませんね。

顧客要望に省電力が歌われることはないわけですが、地球のためにも、また、電力コストを下げれば導入だけでなく運営コストも下がるわけですから、実はかなりみなさんにとっていいことかなと。