見えてきたWindows7

本田雅一の「週刊モバイル通信」

いよいよPDCにてWindows7の概要が出てきた様だ。
何はともあれ、リンク先のPC Watchの記事を読んでいただきたい。

そもそもWindwos7がこれ程までに騒がれているのには理由があると思う。今まで新しいOSが発表されると、機能がよくなることはあっても、同じマシンで早くなるなどと明言されたことはないと思う。今回もまだ完全な製品になっているわけではないので、今言うべきことではないかもしれないけど、明らかにそれが目標になっているということは興味深い。

Vistaで動作するすべてソフトウェアは、7上でより高いパフォーマンスを発揮する”、“Vistaで利用するよりも、7を使う方がノートPCのバッテリ持続時間が長くなる”といった、OSの基礎部分での改良がもたらす“約束”をMicrosoftは公言している。


そして、何よりVISTAまでは64にすべきか32にすべきかという”迷い”があったように思う。
だからじゃないかもしれないけど、少ないメモリを有効に使おうといったアプローチがなかったのではないかなと思う。(必要なら64bitにしてメモリを積んでくださいといった意味で)
今回は3GBでできることをしようといったメモリの使い方が改善されるようだ。

起動時間に関しては、VISTAはここも酷かった。ようはHDDにフラッシュメモリのようなものを付け、そのスピードにたよったような節があり、ソフト的なアプローチはあったにせよそれほど成功していたとは思えない。

サスペンド/レジュームは、かかる時間が気にならない程度に短時間で実行されるし、USBメモリを挿入するとデバイスドライバの新規組み込みを合わせても、ものの2秒ほどでドライブが認識された。アプリケーションの起動、各種ファイル操作など、あらゆるオペレーションがサクサクと動く。メモリ消費量も現時点で起動直後に1GBほどを消費しているが、最適化が進むうちに少なくなるだろう。

 多数のアプリケーションを動かしても動作が重くなりにくく、メモリの消費量もあまり多くない。そしてすべてのアプリケーションを閉じれば、ほぼ元通りにメモリが解放されているように見える。


グラフィックのことについて語っていることからすると、GPGPU的なアプローチがあるのかもしれない。もうVISTAのせいで今のPCのグラフィックレベルは10年前に比べると格段にあがっているので、気にしないで使っていけるということなのかもだが。


インターフェースに関する変更は細かいことが多いみたいだが、正直VISTAを触ってみて、これ程使いづらくすることもないだろうと思っていた所が改善されるようでなによりだ。
そもそもユーザーに触らせない、いじらせないといった感じがかなりあったが、そういったものは改善されるようだ。
新しいサービスやliveなんちゃら〜については出てみないとわからないと思う。
MAC的な操作や扱いを素直に取り入れたのはいいことだと思うし、かなりいろんな意味で片の力が抜けたいい意味でよいOSになりそうなきがしますね。

だけど、今から味噌糞なVISTAをわざと導入する必要はないかなと。
同じOSのサービスパックでさえ不具合が出る訳だから。