Windows Embedded の今後

【PC Watch】 マイクロソフト、Windows Embedded記者発表会を開催

今年から来年のQ2までに動きがあるようですね。
PC Watchさんの記事を読むとややこしくなってきたので、この際まとめておきましょう。

WindowsCE → WindowsCE6.0 R3 発売中 → Windows Embedded Compact 2010年第二クオーター発売
従来のWindows Embedded → Windows Embedded Standard 2011 組み込み機器向け(Windows7ベース) 2010年第二クオーター発売
Windows OEM FULL Embedded → Windows Embedded Enterprise(中身はほぼWindows7Windows7と同時発売

ややこしいですがちょっと補足を。
WindowsCEはコンシューマー向けと描いてありますが、いわゆるMIDなどのエンドユーザーが手にとって扱うデバイス向け。ご存知のとおりハードスペックは最も低くなります。Windows EmbeddedSSDで話題のEWFを搭載し、必要なコンポーネントを選択して構築する組み込み機器向け用OS。以前はXPベースでしたがWindows7ベースになるようです。今までのEmbeddedがいつまでサポートされるかが大きな問題でしょう。Windows OEM FULL Embeddedは私が便宜上勝手に名前つけましたが、XPでもDSP版のような商品がありました。業界ではFULL Embededdとか呼ばれてました。これも私の勝手な予想ですが、これが置き換わりEnterpriseになるのかなと。(Embeddedは少量生産にはライセンスの都合で向かないため、組み込み用途向けに売られていたOSです。中身はほぼDSP版と同じですが、細かいバージョンなどがあり、多少違うようです。ベースはEmbededdなのかXPなのかわかりません)
すべてにおいてWindows7ベースとなるため、組み込み用途として本格的なOSの移行が必要になってきたかなと感じますね。

しかし、アプリケーションから見るとこれは全部違うOSです。いやはやOSの移行のための簡単なツールでも出してほしいと心底願いますよ。(実際はアプリケーションによって環境がすべて違うので・・・・まあ・・・・無理・・・・かな?)